|
『オーダーキッチン vs システムキッチン-2』2003.09.21.
では、メーカーのシステムキッチンを選ぶメリットはなんでしょう?
まず第一に、信頼性。製品品質の確かさ(品質がいいという意味ではなく、ショールーム等でグレードが確認できるという意味)アフターフォローの確実さ。量産メリットによるコストダウン=価格が安い、などがあげられる。
ではオーダーでやった場合、それらの点ではどうなるのか?というと、すべての点で、「作る会社による」となる。もうこれは、その会社もしくはその会社を指名する設計者を信頼するしかない。ちなみにSTUDIO KAZがいつもお願いしている家具屋さんの場合は、作り、取り付け、アフターフォローに関しても、確実に信頼出来、自信を持っておすすめできる。(その前にそういうことを言う私を信頼してもらわなければならないが)。加えて、作りや取り付けに関しては比べものにならないぐらいにきれいで丁寧だ。
次に、価格について、『簡易施工型』のシステムキッチンだと、全部ついて、5〜60万円とかですむかもしれないが、そのかわり、自由度は全くない。扉の色が数種類、天板の色と素材が数種類ぐらいで、中身に関しての自由度は全くなく、サイズによって、抽出の大きさ等は決まってしまう。もしもそのあたりの自由度を求めるとすると、『部材型』のシステムキッチンを選ぶことになり、金額的に200万円ぐらい〜になってしまう。しかも、驚いたことに、『部材型』システムキッチンといっても、扉をはずした(キャビネットだけの)状態は色も素材もほぼ同じであり、扉の種類(素材や仕上げ)がそのまま価格に反映されるのである。
では、オーダーにした場合はどうかというと、(オーソドックスに考えて)価格としては最低でも150万円ぐらいはかかってしまう(設計料は別、もちろんサイズにもよるが)。扉の色や素材に関しては、木、化粧板、ステンレス、ガラスなどなど、、、すべての素材から予算や雰囲気に合わせたものを選んでいく。その場合の自由度は無限である。そして抽出の幅や奥行き、高さなどは金物により、いくぶん制約はあるが、かなり自由でに設定できる。あらかじめ入るものが決まっていればその大きさにぴったりと合わせた抽出や箱を作ることも、もちろん可能である。キャビネットの内部や木口も、扉に合わせた色を選ぶので、システムキッチンのように、黒い扉を開けたら、真っ白な箱が、、、、なんてことはない。他にも文章では書ききれないぐらいの作りに関してのこだわりはあります。(STUDIO KAZの場合はね)
『簡易施工型』システムキッチンはどこのメーカーも持っているので、どこかのメーカーで、気に入った扉の色柄が見つかり、加えて、抽出や扉の大きさなどに特別なこだわりがない場合や、悲しいかな偶然にも「ぴったり合ってしまった」場合などは、そちらを選ばれた方が賢明だろう。少ない費用で満足いくものが出来るのだから。しかし、そうでない場合はオーダーをご検討いただくことをおすすめする。価格だけを考えれば、高いと思われるかもしれないが、『部材型』システムキッチンに比べれば遜色なく、おまけに価格以上の仕事はしてくれるので、きっと満足出来るだろう。間違いない!以前お客さんが、こういうことを言った。「ちょっと計算したんだけどね、このキッチンを10年使うと仮定して、満足できないキッチンとオーダーキッチンの差が100万円だとすると、年間で10万円、月に8,333円、一日274円の差なのよ!」ということです。この274円を大きいと取るかどうかはそれぞれの判断だが、その値段で、満足を手に入れると考えてください。(100%の満足ではないかもしれませんが、出来るだけそれに近い満足)。
確かに家具工事だけですべてを作り込むと、すごくきれいに収まるが、それなりにコストも上がってしまう。STUDIO KAZでは、大工さんとの連携で、見えないところなどは大工工事にしてしまうなどで、コストダウンを図ったりして工事全体としてのバランスを保つように心掛けている。
※上記のキッチンの金額はあくまで、想定した本体価格で、設備工事、大工工事その他諸々は含まれておりません。また、システムキッチンの金額も特定のものを指してているのではなく、あくまで一般的な金額です。 |