Graduate Exhibition 第24回バンタンデザイン研究所卒業制作展

『ヒトがいる風景』

 空間の基本は床・壁・天井です。でも、それだけではただの箱にすぎず、そこに、色が入り、素材が入り、光が入り、家具が入り、初めて「インテリア」らしくなってきます。しかし、それで完成するわけではありません。それが住宅であれ、店舗であれ、その空間にヒトが介在して初めて「インテリア」として完成するわけです。つまり、インテリアをデザインする時、常に「ヒト」の存在を意識しなければならないわけです。
 そう考えると、私たちがデザインしているのは、実は空間ではなく、「行為」であることに気付きます。「ヒト」がその空間に入ったときに、何が見えるのか、どんな匂いがするのか、何が聞こえるのか、明るさは?温度は?湿度は?圧力は・・・?などを考えます。それらの要因から、「ヒト」はいろんな感情を持ち、様々な行動へと変換させていくのです。
 空間→調度品→小物→ヒトというプロセスではなく、まず「ヒトありき」から入り、その行為のために必要なモノや素材を配置していきます。ここでは、光や匂い、音なども家具などと等価に、そして同時にイメージされなければなりません。そうする事により、極めてサイトスペシフィックな空間が出来上がるでしょう。
 彼等の作品の中には、必ず「ヒト」が存在しています。(それがたとえ見えなくても)この写真集を見ると、その「ヒト」がどういう感情で、どういう行為を行っているのか、容易にイメージすることができるでしょう。
(写真集コメントより抜粋)

日時:2004年2月7日、8日
場所:原宿クエストホール
会場入口
スタイリングブース
会場風景(インテリアスタイリスト科)
会場風景(インテリアスタイリスト科)
会場風景(ファニチャーアーティスト科)
※バンタンデザイン研究所インテリア学部はインテリアスタイリスト科の他、ショップインテリア科、ファニチャーアーティスト科、雑貨デザイン科、雑貨ショッププロデュース科などの専攻があります。