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2002.08.12.『福岡(後編)』
さて、福岡最後の夜である。実家の近所にある焼き鳥屋さん「秋吉」へ。結構うまい。

東京で「焼き鳥」といえば、四つ身?が基本ですよね?でも福岡の焼鳥屋さんの主役は「バラ」なんです。もちろん豚バラ。3〜5mmぐらいにスライスした豚バモを、串切りしたタマネギを間に挟みながら串に刺す。つまり上から「バラ・タマネギ・バラ・タマネギ・バラ」となるわけで、これを炭火で焼く。もちろん味付けは塩である。なんで、こんなおいしいものを東京の人は食べないんだろう?もちろん、つくねも鳥皮もありますよ。でも、基本は「バラ」です。

もう一つ福岡の焼き鳥の特徴は「キャベツ」です。ほとんどの店でまずビールと一緒にキャベツのざく切りが運ばれてきます。それには甘酸っぱいたれがかかっています。我が家では土佐酢ベースで作りますが、最近ではスーパーなどでも「キャベツのたれ」として売っているようですね。そしてこのキャベツは基本的にお変わり自由です。だから何年か前のキャベツが高騰した時にはどこの焼き鳥屋さんも大変だったそうです。だって、お金取れないもんね、今さら。で、焼き上がった焼き鳥(バラ)をキャベツの上に乗せていくのです。

そして、最後は「モツ鍋」です。
10年ほど前だったか、東京でモツ鍋ブームがありました。そのときに私も行きましたが、愕然としました。私が知っているモツ鍋と違うものでした。しかも旨くない!どうやったらモツ鍋をここまでまずくできるんだろうっていうぐらい、不思議な食べ物でした。あれではすぐにブームが去るのも当たり前です。まずモツ鍋の基本は、鍋にはった出汁の中にモツが沈んでいます。このときのモツの割合(ホルモンとか、センマイとか、ハチノスとか)は店によって違いますが、何種類か入るのが基本です。そして、その上にあふれんばかりのキャベツ、そしてニラ。非常識なぐらいに山積みされた姿。これが正しいモツ鍋の姿です。そのキャベツとニラの山がだんだん低くなり、出汁に浸った時が食べ時です。出汁と一緒にモツと野菜をすくって食べます。このときに出汁を飲み過ぎると、あとで後悔するので程々にしておきます。すべて食べ終わったあと、チャンポン麺を入れます。うどんではなく、ご飯でもなく、チャンポン麺じゃなければいけません。なぜ東京にチャンポン麺が売っていないのか不思議です。出汁の元なんて付いてなくていい、麺だけを売っていてほしい。

こうして、この夏の旅行が終わった。

明日の朝の飛行機で東京へ向かう。午前中には家に着いている。距離の感覚がここでもおかしくなる。

こんどはいつ博多に行けるだろう。

だれか仕事を作ってくれないかなぁ、、、

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