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「キッチンな人」の日常

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STUDIO KAZのパンフレットを作りました。ご希望の方はお送りしますのでメールにて御請求ください。

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棲家

築25年のマンションリノベーション。杉無垢フローリングとシェルペイント、100%ウールカーペットという素材構成のシリーズ。部屋の真ん中にダイニングテーブルを併設したキッチンを配置し、食べることと料理すること積極的に生活の中に取り込むプランニング。
1951年に公団によって実現されたダイニングキッチン(DK)の思想は、いつのまにかリビングルームをも取り込み、今やリビングダイニングキッチン(LDK)としてあたりまえのように我々の暮らしの中でレイアウトされている。
しかし昨今のインテリア(暮らし)の流れを観察していると、忙しい現代人の生活を象徴するかのごとく、ダイニングとキッチンの距離がどんどん近くなっていることに気付く。いっそ、キッチンとダイニングをいっしょにしてみたら生活はどう変わるのだろう。その疑問からこのプロジェクトはスタートする。
ダイニングテーブルを組み込んだ大きな『テーブル』を部屋の真ん中に配置し、ヒトはその回りをぐるぐると行為に合わせて移動する。「食べる」と「つくる」場所を共有することによって、「憩う」場所を広く確保することができる。
忙しい現代の生活スタイルに合わせた、『LIVING KITCHEN』空間が完成した瞬間である。

企画:アリストコンサルティング
photo by mariko yamamoto