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re-house/sz
築29年程の鉄骨4階建、オフィス兼用住宅の改装。元は1、2階が店鋪+オフィス、3、4階を住宅として使用していたが、1階をテナントとしてスケルトンに、2~4階を賃貸住宅として改修するという計画。住居部分に居住したままの工事とするため、1、2階を一期工事とする。避難経路などの関係で、20平米と65平米の2戸にする計画もあったが、最終的には85平米の1戸を仕切りのないSOHOスタイルとして計画する。中央部分に玄関をとり、その正面に水回りを配置し、左右のエリアを分断した。通り側に当たる北側エリアは仕事スペースに設定し、南側エリアは居住スペースとし、コンパクトだが十分に使いやすいキッチンを設置。また両エリアは床を一段下げ、天井高2700mmを確保している。水回りはワンルームだが、トイレは仕事場としての使い方を想定し、両エリアからアクセスできるように配慮。なにもないがらんとした空間だが、ホームスタジオのように様々な雰囲気に変身できる可能性を秘めている。
床はオーク無垢フローリング自然塗料、壁、天井は珪藻土配合のクロス。
photo by mariko yamamoto